まだ、奴の地雷がよく分かっていなかった頃、出先で服を買って帰った。
ショップバッグを見るなり「何それ?」と奴。
私は欲しい物を買えた嬉しさのままに広げて見せた。 

「俺それ好きじゃないから、着るなら俺と一緒にいない時だけにして」

 

お互い出先から待ち合わせをしてご飯を食べに行く予定だった時、私の足元を見て奴がひと言。「今日出かけるの分かっててその靴なの?俺無理だから帰って」
「私は仕事帰りだから。出かけるって言ったってその辺の簡単な店でしょ?」

この時の私はまだ思った事を伝えるようにしていた。それが無駄な事を知らなかったから。

でもまあ伝えた所でどうにもならず。
気分が悪いまま帰宅。
奴は他の人を誘ってはしご酒の後帰宅。

そして無視。
数日無視。

こんな事が日常茶飯事だった。FullSizeRender